投資用中古ワンルームマンションの取引データを分析したところ、2025年1〜10月の福岡中心部の平均平米単価は前年比18.8%上昇し、大阪(7.8%)を大きく上回りました。両都市平均でも11.8%上昇で、福岡の伸びが全体を押し上げた形です。対象は2024年1月〜2025年10月に仲介された291件(築25年以上、空室除く)で、実際の成約価格を基に集計しました。
上昇の背景として、大型再開発「天神ビックバン」「博多コネクテッド」の進行や、半導体関連投資の活発化が挙げられます。企業・投資家の流入に加え、政令市の中でも人口増加率が高いことや、官民連携での起業家育成が需要を下支えしているといいます。一方で、投資に適した売り物件が不足し、需給が逼迫している点も指摘されています。
今後は、金利引き上げなど金融環境の変化次第で、2026年以降の上昇率が限定的になる可能性があり、市況の転換点を見極める必要がありそうです。
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source: PR TIMES
